三井不動産(株)は10月29日、「2005年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は2,247億5,500万円(前期比▲14.3%)、営業利益は261億5,900万円(同▲9.9%)、経常利益は205億9,200万円(同1.6%増)、当期純利益は▲51億6,800万円。
また当期連結業績(対象121社)の売上高は4,565億1,200万円(前期比▲6.1%)、営業利益は388億4,300万円(同▲14.0%)、経常利益は287億9,600万円(同▲13.9%)、当期純利益は▲74億9,000万円であった。
当中間期の売上高は、分譲マンションの竣工・収益計上が第4四半期に特に集中しており、当期のマンション計上戸数が前中間期の5割程度にとどまったことが、減収の主な要因。
なお、マンション分譲を含む「分譲」セグメントの売上高は、前中間期1,321億円に対し、当中間期は972億円となり、349億円の減収。一方、オフィスビルや商業施設を賃貸する「賃貸」セグメント、同社グループ全体で「ソリューション&サービス」を提供する「仲介・販売受託・コンサルティング」や「管理受託」のセグメントについては、いずれも対前中間期比で増収となった。
固定資産にかかる減損会計の早期適用による減損損失338億円を計上し、当期は純損失74億円となった。
なお通期見通しについては、売上高5兆950億円、経常利益565億円、当期純利益130億円を見込むとしている。