(株)長谷工コミュニティは8日、都心部の大型マンションなどで管理メニューとしての採用が増加している「コンシェルジュサービス」の円滑な運用をめざし、長谷工グループのブライトンホテルの協力を受け、教育システムを構築したと発表した。
近年、マンション購入者の永住志向が高まる中で、管理サービスにもハイレベルなホスピタリティが求められるようになってきており、従来の管理員とは別のフロントスタッフが入居者サービスに対応するケースが増加している。
同社でもすでに、「エアレジデンス新浦安」(千葉県浦安市、430戸、2003年12月入居開始)や「深沢ハウス」(東京都世田谷区、772戸、2004年8月入居開始)などでフロントスタッフを設置しており、入居開始前にこれらのスタッフに対しコンシェルジュサービスの教育を実施。
具体的に「エアレジデンス新浦安」のケースでは、通常の社内研修に加え、10名の女性スタッフを対象に、ブライトンホテルにおいてマナーや身だしなみといった基本的なものから、「人と人との心のふれあい」などのメンタル教育までの研修を約2週間にわたって行なった。
同社によれば、この結果、2004年3月に居住者全員を対象に行なった管理サービスに関するアンケート調査において、満足度が非常に高いという回答が得られており、引き続き同ホテルによる定期監修を継続実施していくとしている。
また、今後管理を予定している「高輪ザ・レジデンス」(東京都港区、574戸、2005年11月入居開始)、「白金タワー」(東京都港区、581戸、2005年12月入居開始)等の大型物件においても、採用・教育カリキュラムの中に、ハイレベルなスタッフを育成するためのシステムを導入していく方針。