三井不動産(株)、野村興産(株)、日本貨物鉄道(株)、日本通運(株)、(株)都市環境エンジニアリングの5社は10日、三井不動産が運営するオフィスビルから排出される、使用済み蛍光灯の国内初完全リサイクルシステムを構築したと発表した。
同システムは、従来産業廃棄物としていた蛍光灯をガラスやアルミニウムだけにとどまらず、水銀についても野村興産の特殊技術を用いて分別精製、蛍光灯の材料として再利用するというもの。
新宿三井ビル、霞ヶ関ビルなど三井不動産が都内に保有または運営する17棟のビルが対象で、年間のリサイクル量は10トンになる予定。
今後は、運営管理するビルについても同システムを導入し、全国のビル約270棟での展開をめざしていくという。