不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

住友不、「2005年3月期中間決算」発表

 住友不動産(株)は11日、「2005年3月期中間決算短信」(単体・連結)を発表した。

 当期(2004年4月1日~9月30日)単体業績の売上高は2,182億4,200万円(前年同期比30.4%増)、営業利益は291億1,600万円(同20.0%増)、経常利益は187億5,700万円(同65.4%増)、当期純利益は85億8,100万円(同502.5%増)。
 当期連結業績(対象26社)の売上高は2,597億5,800万円(同25.5%増)、営業利益は396億6,800万円(同15.5%増)、経常利益は263億700万円(同42.8%増)、当期純利益は108億2,400万円(同131.8%増)であった。

 2001年4月にスタートした「新成長3ヵ年計画」が2004年3月をもって終了。計画の最大課題であった、経常過去最高益を10期ぶりに更新して4年で完了させた「経営再建5ヵ年計画」の業績を、営業収益、営業利益、経常利益のすべての段階で年々更新、収益力の強化に成功したとしている。
 同社では、東京のオフィスビルを中心とする不動産賃貸事業、不動産販売事業、不動産流通事業の主力3事業に、ハウジング事業を加え、4事業をバランスよく成長・発展させた成果としている。

 不動産販売事業では、かねてより進めてきた竣工時期の平準化によって、マンション、戸建、宅地の合計で1,935戸を販売計上、不動産販売事業収益は、ほぼ倍増し、営業利益も大幅増益となった。また、当期のマンション販売契約戸数は、「ワールドシティタワーズ」の新規販売もあり、2,678戸(前年同期比+1,023戸)と過去最高になった。

 不動産流通事業部門は、直営仲介店舗の2ヵ店増設や既存店舗の積極的な移転・リニューアルを実施したほか、IT戦略ではホームページの機能追加などにより、アクセス数および取り扱い件数の増加に努めた。結果、事業収益、営業利益ともに増加となった。

 なお、通期の業績は、単体で売上高5,330億円、経常利益545億円、当期純利益220億円を、連結で売上高6,250億円、経常利益730億円、当期純利益310億円を見込む。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら