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NOF、投資物件に「JALビルディング」を取得

 野村不動産オフィスファンド投資法人は1日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「JALビルディング」(東京都品川区)の不動産信託受益権の一部を取得すると発表した。

 NOFでは、東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル」駅徒歩1分、東京モノレール「天王洲アイル」駅徒歩3分という同物件の利便性の高さなどを評価。同物件の不動産信託受益権のうち、専有部分の面積割合で約51%となる部分を、売り主のグローバルビルディング(株)(東京都品川区、代表取締役:岡川裕明氏)から330億8,000万円で取得することとした。

 同物件は、1996年6月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付26階建てのオフィスビル。敷地面積は11,670.40平方メートル、延床面積は25,260.48平方メートル。賃貸可能面積は25,550.70平方メートルで、テナント数は1、稼働率は100%となっている。

 なおNOFは、取得予定日の2005年3月18日に、同物件の賃貸を目的とする特別目的会社のフラッグシッププロパティーズ(有)(野村不動産(株)100%出資子会社)との間で10年間の賃貸借契約を締結。さらにフラッグシッププロパティーズは、NOFと他の区分所有者に帰属する専有部分を一括し、(株)日本航空インターナショナルに転貸する予定で、同物件は転貸後、JALグループの本社として利用される見込み。


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