旭化成ホームズ(株)は6日、がらんどう空間のあるロングライフ住宅「へーベルハウス KUGO(くうご)」を、2005年1月8日に全国発売すると発表した。これに先立ち、中部営業本部および千葉・茨城営業本部の一部エリアにおいて、12月11日より先行試験販売を開始する。
同商品は、筋交いなどの耐力壁が不要なシステムラーメン構造を生かし、水回り以外の間仕切り壁を無くした「がらんどう空間」が特徴。季節や家族構成・暮らし方などの変化に合わせ、家具やすだれなどを使い、住む人が工夫して大空間を“住みこなして”いくことができる。
大空間に合わせ、コンセント類や照明などはさまざまな仕切り方にも対応できるような設置方法を提案するとともに、冷暖房設備には、従来に比べ大幅にコストダウンした地中熱利用冷暖房システムの新仕様を開発した。
また外観は、ファサード面に連続した大開口を設け、ガラスの箱をくるみ列柱で持ち上げたようなモダンなデザインを採用。開口部や階段廻りの吹き抜け上部から光や風を取り込むことにより、自然の恵みを生かした開放的な空間を実現している。
販売価格は3.3平方メートル当たり63万円から。初年度200棟の販売を見込んでいる。