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JREITのニューシティ・レジデンス投資法人、東証に上場

 ニューシティ・レジデンス投資法人(東京都港区、執行役員:藤田哲也氏)は15日、15番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託市場に上場した。

 同投資法人は、シービー・リチャード・エリス・インベスターズ(株)、エヌシーシー・ホールディングス・デラウェア・エルエルシー、(株)CSK、みずほ信託銀行(株)、UFJ信託銀行(株)の5社が出資する資産運用会社「シービーアールイー・レジデンシャル・マネジメント(株)」(東京都港区、代表取締役社長:藤田哲也氏)により、2004年9月27日に設立された。

 発行投資口数は73,100口、公募価格は1口につき55万円。投資対象を賃貸住宅に特化し、シングル(単身者)向けからファミリー向けまで幅広いテナント層を対象としたポートフォリオ構築をめざしている点が特徴で、同日、「ニューシティレジデンス南青山」(東京都港区、取得価格37億8,300万円)、「ニューシティレジデンス西麻布」(東京都港区、同31億4,300万円)、「ニューシティレジデンス参宮橋」(東京都渋谷区、同17億3,400万円)など18物件を取得した。取得価格の総額は315億1,100万円。
 また、目論見書記載の50物件のうち、残る32物件については、12月17日に取得の予定となっている。

 なお同日公表された、2005年8月期および2006年2月期の運用状況の予測によると、2005年8月期の営業収益は26億5,600万円、当期利益は10億4,400万円、1口当たり分配金は1万4,004円。2006年2月期の営業収益は18億3,200万円、当期利益は8億1,000万円、1口当たり分配金は1万870円を見込むとしている。

 上場初日の初値(始値)は公募価格を上回る57万円で、その後57万2,000円の最高値を記録、終値はこの日の最安値となる56万1,000円となったが、公募価格を上回るスタートとなった。


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