積水ハウス(株)は20日、日常は高い省エネ性能を発揮、そして大震災などの災害に強く、さらに震災後も自立生活が可能な「省エネ・防災住宅」を、12月24日より発売を開始すると発表した。
同商品は、次世代省エネ基準をクリアする高い断熱・気密性能に加え、太陽光発電、蓄電池、オール電化の高効率ヒートポンプ給湯器を組み合わせることで省エネ効果を実現。また、地震災害に強い「免震装置」の設置はもちろん、震災後にライフラインが断たれても避難所に行かずに自立生活を可能とする「住宅防災」アイテムを充実させたもの。例えば、ストックシェルターの設置により、家族4人分3日間の水と保存食料、携帯コンロ、防災用具などが収納可能。また、前述のヒートポンプ給湯器や雨水タンク、浴排水リサイクルシステムなどの設置により、トイレの洗浄用の水の確保も可能となった。これらの水は普段は庭の水遣りに利用できるようになっている。さらに、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄え、非常電源としても使用できるという。
同商品の販売地域は、断熱地域区分4・5地域。年間50棟の販売をめざす。