プレミア投資法人(PIC)は、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、12月28日に締結した「プレミアロッソ」(東京都渋谷区)の不動産信託受益権取得の停止条件付の契約に関し、12日開催の同投資法人役員会で、資金の借入について決議されたと発表した。
同物件は、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅、小田急小田原線「代々木八幡」駅共に徒歩6分、代々木公園の南に位置する好立地。周辺には規模の大きい共同住宅があるものの、西側が低層住居系用途地域に指定され高層建物がないため、西側居室や上層階では眺望や採光性にすぐれ、快適な住環境となっている。
同物件は、2004年12月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造地上13階建て、土地面積は495.80平方メートル、延床面積は2,690.37平方メートルで、住宅44戸となる予定。
売り主は住友不動産(株)(東京都新宿区、代表者:高島準司氏)で、取得価額は16億6,246万9,729円。
2004年12月28日に信託受益権譲渡契約を締結し、停止条件が成就した場合の譲渡実行は、2005年1月13日の予定となっている。
また、資金の借入先は中央三井信託銀行(株)で、金額は13億円。担保は、極度ローン借入を含む本極度ローン契約上の債務で、2002年9月10日または11日に取得した、11物件に係る不動産信託受益権に対する第2順位質権となっている。
借入予定日は1月14日、返済方法は期限一括返済で、返済期日は2005年9月8日の予定。