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三井不、「新規大型商業施設」コンセプトを発表

三井不動産(株)代表取締役社長・岩沙弘道氏。記者会見にて

 三井不動産(株)は1日、2006年秋から2007年春にかけて首都圏で開業する新規大型商業施設のコンセプト発表会を開催した。

 商業施設は、「川崎駅西口プロジェクト(神奈川県川崎市、06年秋開業)」、「柏の葉キャンパス駅前プロジェクト(千葉県柏市、06年秋開業)」、「豊洲プロジェクト(東京都江東区、06年秋開業)」、「ららぽーと横浜(神奈川県横浜市、07年春開業)」、「東京ミッドタウンプロジェクト(東京都港区、07年春開業)」の5つ。

 計画地はいずれも厚い商圏人口を誇る首都圏郊外の都市型生活者の居住地や都心部・都心湾岸部で、人口増加も見込める成長性の高いエリアに位置する。

 今回のコンセプトは「ショッピングセンターからライフ・ソリューション・コミュニティへ」。ライフ・ソリューション・コミュニティとは、需要の喚起、需要の拡大、ファンの獲得など、消費ストーリーを作り出し、顧客が理想とするライフスタイルの実現ができる施設づくりを進めていくというもの。

 記者会見で同社代表取締役社長・岩沙弘道氏は「年間8,000~9,000万人の集客をめざし、地域や商圏の特性に応じた商業施設を展開していきたい」と話した。

 総事業費は、東京ミッドタウンプロジェクトが3,700~3,800億円、他4物件は、あわせて約1,200億円。


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