(社)日本ツーバイフォー建築協会は4日、ツーバイフォー工法による耐火建築物の現場説明会を開催した。
同協会では昨年、木造初となるツーバイフォー工法による国土交通大臣の「耐火構造認定」を取得。技術講習会を全国で開催するなど活動を行なってきた。
すでに64棟(東京都47、神奈川県5、千葉県・岡山県各2、北海道・新潟県・埼玉県・愛知県・京都府・大阪府・奈良県・兵庫県各1)の建築が開始されている。
今回は初期の建築実例として、東京都練馬区にある専用住宅で説明会が行なわれた。お寺の庫裏のため、和風建築とする物件は、2階建て、延床面積366.22平方メートル。
都営大江戸線「豊島園」駅前の道路に面した路線防火地域で、付近は寺院が集中した閑静な住宅地となっている。
建物の施工状況は、内部にアルミニウムはくの上に強化せっこうボードを張り、外部開口部は周囲木口部分を不燃材料で被覆。天井には天井コードの穴の根元に耐火パテがあてられている。
なお、同物件の着工は2004年11月、竣工は05年3月の予定。