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住友林業2×4、耐火構造の家「FESTA-FP(フェスタエフピー)」発売

 住友林業ツーバイフォー(株)は5日、防火地域に対応した耐火構造の家「FESTA-FP(フェスタエフピー)」を発売した。

 同商品は(社)日本ツーバイフォー建築協会とカナダ林産業審議会が共同でツーバイフォー工法による「耐火構造認定」を2004年4月に国土交通大臣より取得したことにより、これまで木造としては認められていなかった防火地域内での100平方メ-トルを超える住宅建設が可能になったことをうけて発売されたもの。
 サイディングと軽量気泡コンクリートパネルで約840度に耐える二重貼りの外装材や、火災の初期拡大を抑制する強化石膏ボード、ファイヤーストップ材などを採用することにより、火災の延焼被害などを防ぐ。

 これまでも防火地域では延べ床100平方メ-トル以下、階数が2階以下の小規模建築物であれば準耐火構造にすることで建築が可能であったが、(社)日本ツーバイフォー建築協会が耐火構造大臣認定をうけたことにより、これらの制限が大幅に緩和され、商業施設や病院、ホテルなどの特殊建築物や、耐火建築物の制限のかかる高齢者向け施設や幼稚園、保育園についてもツーバイフォー工法での建設が可能となった。

 販売価格は1坪あたり75万円台より。首都圏・近畿圏を中心に、初年度60棟の販売をめざす。


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