小田急電鉄(株)(東京都新宿区、取締役社長:松田 利之氏)は4日、かねてより計画していた小田急線「成城学園前」駅の駅ビル「(仮称)成城学園前駅ビル」の開発計画の概要を決定、2006年の秋にオープンする予定であることを発表した。
同物件は、複々線化および立体交差により、ホームを地下に移設した駅と一体的に建設する地上4階建ての商業施設。1階の通路は吹き抜けとなっており、ガラス屋根とともに自然光を取り入れた開放的な雰囲気を創出。4階の1部分にはヒートアイランド現象を緩和する屋上庭園を設置するなど、成城の街が持つ緑豊かな環境を重要視した環境づくりをめざすとしている。
今後のスケジュールとしては、05年4月に着工、06年9月竣工を目途に手続きを進めていく。
開発の概要は、建築面積約7,500平方メートル、延べ床面積約15,900平方メートル。地上4階地下1階建てで、物販、飲食店、保育所、クリニックなど約40のテナントが入居する予定で、約60台収容の駐車場、約350台収容の駐輪場を併設。総事業費は約45億円。