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JRE、投資物件に「ハーモニータワー」を取得

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は21日、不動産投資信託(JREIT)のための不動産投資物件として、超高層複合型オフィスビル「ハーモニータワー」(東京都中野区)の取得を決定したと発表した。

 JREでは、同物件が複数の地下鉄が利用可能な「中野坂上」駅に地下で直結しており、交通利便性が高いことや、主要幹線道路である山手通りと青梅街道に面しているため高い視認性を有することなどを評価。また、1997年竣工と、テナントニーズの高い築浅の超高層複合型オフィスビルであることなどから、売り主の菱進ビル(株)より85億円で取得することを決定した。

 同ビルは鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付29階建、延床面積は72,729.31平方メートル。総賃貸可能面積は10,930平方メートルでテナント数は17、取得予定日(2005年2月28日)時点の稼働率は100%を見込んでいる。

 なおJREでは、2006年3月末までの外部成長目標として、運用資産取得価格合計3,000億円をかかげており、今回の「ハーモニータワー」取得により、2005年2月末時点での運用資産取得価格は合計2,650億円にまで到達。目標達成まであと350億円となったことを明らかにしている。


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