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JRE、投資物件に「銀座三和ビル」を取得

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は3日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「銀座三和ビル」(東京都中央区)の取得を決定したと発表した。

 1982年10月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付9階建ての同ビルは、オフィスと銀行、店舗からなる複合ビル。土地面積は1,119.90平方メートル、延床面積は8,851.00平方メートル。総賃貸可能面積は4,329平方メートルで、テナント数は12、取得予定日(3月10日)時点の稼働率は97.1%となっている。

 JREでは、同物件が日本を代表する商業集積エリアである銀座通りに面し、銀座四丁目交差点の至近に位置することや、百貨店「松屋」と「三越」に隣接しており、店舗テナントにとって訴求力を持つ希少性の高い物件であること、交通利便性に優れていることなどを評価。土地所有権(2筆507.64平方メートルの共有持分98.54%および1筆247.41平方メートルの所有権)・建物区分所有権(所有割合70.95%)を、売り主の今橋地所(株)(東京都港区、代表:八幡俊朔氏)、東洋エステート(株)(東京都港区、代表:松本敬三氏)から、合計168億3,000万円で取得することを決定した。

 なお本件取得に伴い、取得資金に充当すべく、(株)中国銀行から30億円、(株)第四銀行から30億円、(株)八十二銀行から20億円、(株)鹿児島銀行から20億円、(株)常陽銀行から20億円、(株)伊予銀行から20億円、合計140億円の借入を行なう予定。


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