パナホーム(株)は、改正信託業法が昨年施行されたのを受け、住友信託銀行(株)との間で代理店契約を締結。これにより、これまで業務提携により実施していた「遺産信託」業務に加え、4月より新たに、「遺産整理」業務のサービス提供をスタートすると発表した。
遺言作成から保管・遺言執行までの手続きを本人に代わって行なう「遺言信託」業務に加え、今回新たにサービスメニューに加わった「遺言整理」業務とは、相続が発生した際にスムーズな相続を支援するというもの。具体的には、相続財産の調査・財産目録の作成、遺産分割協議および協議書の作成等を行なうことで、相続人の手続の負担軽減を図る。
対象は、戸建て施主・アパート施主・エイジングライフ友の会(同社のオーナーズクラブ)会員など、パナホームの顧客で、無料相談会・講演会の開催や「遺言信託」業務の特別割引サービスなどを提供していく。
なお今回の代理店契約締結により、今後両社は、不動産や相続、ローン等に関する高度なコンサルティングサービスをトータルに提供していくとしており、包括的な協力関係を築いていく考え。