三井不動産（株）は4日、住宅分譲事業を製販一体で推進すべく、同社と三井不動産販売（株）の住宅分譲事業・住宅販売受託事業をそれぞれ会社分割し、新たに設立する住宅分譲会社に統合することを明らかにした。
同社グループの長期経営計画「チャレンジ・プラン2008」で掲げている「顧客志向の経営」「効率的なグループ経営」「ビジネスモデルの革新」をより徹底して実践すべく、同社と三井不動産販売に分かれている住宅分譲事業に関する経営資源を、新会社へ統合。これにより、同社グループの住宅分譲事業の競争戦略・成長戦略の強化、グループ組織体制の最適化を図るとしている。
対象となるのは、三井不動産の住宅事業本部等と、三井不動産販売の住宅営業本部、受託営業本部、契約コンサルティング部等の各部門。
2006年2月に会社分割契約を締結、同年6月の株主総会で会社分割契約書の承認を受け、10月を期日に会社分割を行なう予定。