日本レジデンシャル投資法人は7日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「元麻布プレイス」(東京都港区、総戸数41戸、地上3~5階建て)を始めとする7物件の不動産信託受益権取得を決定したと発表した。
「元麻布プレイス」は、2001年2月竣工、東京メトロ・都営地下鉄「六本木」駅から徒歩11分圏内の位置し、6棟から構成される低層賃貸マンション。また同エリアは、従来から外国人居住が多い需給圏の中でも、邸宅街としての立地希少性があり、各国大使館やインターナショナルスクールが点在する周辺環境にある。さらに02年度東京建築賞「共同住宅部門奨励賞」を受賞するなど建物の水準も高く評価されている。これらの希少性に加え、外資系企業のビジネスマンなどのニーズにそくした設備仕様のグレードの高さからも同一需給圏内における競争力に期待できるものとみている。
売り主はスリー・エー・レジデンシャル・プロパティーズ(株)(東京都千代田区、代表取締役:杉本茂氏)より102億7,000万円で取得する。受益権譲渡契約締結日は3月7日、取得予定は同月25日。
同日取得が決定されたのは、「パシフィックレジデンス笹塚」(東京都杉並区、総戸数96戸、地上6階建て)、「パシフィックレジデンス南麻布」(東京都港区、総戸数37戸、地上9階地下1階建て)、「パシフィックレジデンス恵比寿東」(東京都渋谷区、総戸数26戸、地上10階建て)、「パシフィックレジデンス目黒西」(東京都品川区、総戸数20戸、地上7階建て)、「パシフィックレジデンス広尾三丁目」(東京都渋谷区、総戸数29戸、地上2階・3階建ての2棟構成)、「パシフィックレジデンス笹塚」(東京都杉並区、総戸数96戸、地上6階建て)、「パシフィックレジデンス赤坂檜町」(東京都港区、総戸数89戸、地上8階地下1階建て)。取得価格の合計は、203億円。
なお、2005年5月期における同投資法人の運用状況の見通しについては、本件における修正はないとしている。