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JREITのクレッシェンド投資法人、東証に上場

 クレッシェンド投資法人(東京都港区、執行役員:轉 充宏氏)は8日、16番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託市場に上場した。

 同投資法人は、平和不動産(株)、Akiyama Holding&Finance S.A.、(株)インボイス、伊藤忠ファイナンス(株)他が出資する資産運用会社「カナル投信(株)」(東京都港区、代表取締役社長:轉 充宏氏)により、2001年1月31日に設立された。

 発行投資口数は30,000口、公募価格は1口につき50万円。主な投資対象を東京を中心とした中規模オフィスビルおよびレジデンス(賃貸住宅)としている点が特徴。投資地域を東京中心に集中させつつ、用途・棟数・テナントの分散によってポートフォリオの分散効果を図る。
 また、平和不動産(株)との協働により、物件の取得および管理・運営を進め、運用資産の着実な成長と中長期的な安定収益の確保をめざすとしている。

 目論見書記載の21物件のうち、「朝日生命五反田ビル」(東京都品川区、取得価格12億9,000万円)、「エステージ上野毛」(東京都世田谷区、同10億2,000万円)など18物件については04年11月21日付で取得済で、残る3物件については、05年3月10日に取得予定となっている。取得価格の総額は321億1,400万円。 

 上場初日の初値(始値)は公募価格を上回る53万円で、その後54万4,000円の最高値を記録、終値はこの日の最高値を若干下回る54万1,000円となったが、公募価格を上回るスタートとなった。


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