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東誠不動産、子会社を設立「広義の再生事業」を本格展開

 東誠不動産(株)は7日、同日開催の取締役会において、連結子会社「トーセイリバイバルインベストンメント(株)」を設立し、不動産再生に限定されず、企業再生をも含めた、広義での「再生事業」に本格的参入が決定したと発表した。

 同社では従来より、主力事業である不動産流動化事業の一環として、実物不動産を対象として「不動産価値再生」を目的とした事業を行なってきた。その実績とノウハウを生かし、主として不良債権や不良資産を保有することで業績が低迷している法人や個人を対象に、現物不動産以外の債権・株式へ投資することによる「企業・事業再生」を目的とした広義での「再生事業」を本格的に展開していく。

 具体的には、不動産担保付債権、不動産保有会社株式への投資、同投資ファンド組成とそれらに対する助言を行ないフィー収益を獲得。中期的には企業または事業を買収し、再生後、事業継続・事業売却・株式公開などによる収益を得る計画となっている。

 新会社名は、トーセイリバイバルインベストンメント(株)。資本金は5,000万円で、全額東誠不動産の出資による。代表取締役には、逢坂裕秋氏が就任。所在地は東京都千代田区神田淡路町2-3。3月21日に設立し、4月1日より営業を開始する予定。


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