ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は17日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「二番町ガーデン」(東京都千代田区)の取得を決定したと発表した。
同物件は、2004年4月竣工、鉄骨・鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付地上14階建ての複合ビル。土地面積は11,003.87平方メートル、延床面積は57,031.33平方メートル。総賃貸可能面積は11,002平方メートル(事務所9,316平方メートル、住宅1,686平方メートル)で、テナント数は2(事務所1、住宅1)。取得予定日(4月1日)時点の稼働率は100%を予定している。
JREでは、同物件が、オフィスニーズが高いものの供給が少ない、千代田区の「番町エリア」に位置していること、および、事務所部分についてテナントと長期に安定した契約を締結しており、住宅部分もマスターリース条件となっているため、長期にわたって安定したキャッシュフローが確保可能であることなどを評価。売り主の三菱地所(株)から、147億円で取得することを決定した。 同投資法人が取得したのは、土地7筆のうち3,554.33平方メートルの所有権と、オフィス部分の共有持分100,000分の33,364および住宅部分の共有持分100,000分の33,115で、建物所有割合は、31.345%。
なお、本件取得により、JREの2005年4月1日現在での運用資産の取得価額は合計3,019億円となり、2006年3月末までの外部成長目標「3,000億円」を、約1年前倒して達成することとなった。