不動産オークション事業を積極展開する（株）アイディーユー（大阪市北区、代表取締役：池添吉則氏）は、今期（2004年9月～2005年8月）の不動産オークション実績400億円をめざしたインフラ整備を行なう。
これまで同社は、ダイア建設（株）、藤和不動産（株）、大和ハウス工業（株）保有物件の一括オークションなどで好実績を上げてきた。またYahoo!JAPANとの業務提携により、一般ユーザーへの不動産オークション認知度アップを図っている。中間期の不動産オークション実績は1,120件・173億円で、すでに前期実績105億円を上回っている。
今秋からは、ヤフーオークションユーザーに対し、デューデリジェンスサービス、出品代行サービス、不動産エスクローを実施。市場の裾野を広げていく。さらに、全国に直営の事業所を設置し、地元宅建業者から加盟店を募り、物件情報収集力を強化。
「オークションのウェブサイト上で、全国の加盟店がバーチャル出店できるショッピングモールを構築する。不動産業界に特化した“楽天”をめざす」（池添社長）としている。
これらにより、今期の不動産オークション実績を、前期比4倍増の400億円にまで拡大させる。なお、仲介手数料、自社物件の売買差益等を主としたオークション事業売上高は16億9,000万円（前期比30％増）を見込む。