三井不動産販売(株)(岩崎芳史社長)は28日、四半期ごとに調査している「リハウスプライスリサーチ」(2005年4月1日時点)を発表した。
同調査によると、首都圏住宅地価格の四半期変動率は▲0.3%(前回調査▲0.1%)、中古マンションは▲0.2%(同▲0.3%)と、ともにほぼ横ばいの推移。2004年度通年の変動率は、住宅地が▲0.6%とほぼ横ばい、中古マンションが▲1.5%とやや下落している。
住宅地の調査箇所110ポイントのうち、前回調査より上昇したのは5箇所(同5箇所)、横ばいは99箇所(同101箇所)、下落6箇所(同6箇所)。
中古マンション調査箇所196ポイントでは、上昇4箇所(同4箇所)、横ばい173箇所(同179箇所)、下落19箇所(同15箇所)。
住宅地は、埼玉県の下落率が1.9%(同0.9%)とやや拡大したものの、横ばい基調は変わらず。中古マンションも、東京市部が前回のプラスマイナス0.0から0.6%の下落に転じたものの、こちらもほぼ横ばいで推移している。
同社は「住宅地・中古マンション価格ともに局地的に上昇するなど一進一退を繰り返しつつ、横ばい安定傾向で推移するものと思われる」としている。