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三菱信不販、2004年度決算は過去最高の経常利益

 三菱東京フィナンシャル・グループ(MTFG)の三菱信不動産販売(株)(東京都千代田区、代表取締役:足立勲一郎氏)は、2004年度決算および2005年度の事業計画を発表した。

 2004年度の売上高は74億7,600万円(前年同期比28%増)、経常利益は21億2,400万円(同42%増)、当期純利益は12億700万円(同43%増)となり増収増益。特に経常利益は、過去最高を記録した。

 2004年~2006年度までの中期経営計画の初年度となる2004年度は、計画どおり住宅仲介部門において、全国を8エリアに分けるエリア制を導入。新規店舗を4店舗開設するとともに、MTFGのワンストップステーションの一環として「住まい1日本橋プラザ」を開設し、28拠点を整備した結果、売上高61億2,800万円(前年同期比17%増)を計上した。
 事業用不動産仲介部門では、組織機能の強化、人員の増強などにより、売上高10億7,400万円(同189%増)を計上。全体の増収に大きく貢献した。
 またネット営業部門については、掲載物件が1万件を突破(2004年3月末時点3,300件)。2004年3月実績で21万件だったページビューも165万件(2005年3月実績)にまで増加し、売上高3億1,600万円、売上シェア4.3%となった。

 2005年度は、(株)穴吹不動産センターとの業務提携などにより、全国エリアをカバーする基本体制を整備。今後も流通各社との提携を進めていく考えで、事業用不動産を中心に他業者との情報交流を活発化させ、情報量アップおよび成約スピードアップを図るべく、共同仲介を積極的に推進していくとしている。
 このほか、顧客第一主義の徹底や、戦力増強、給与体系・人事体系の見直しなどにより、売上高78億円を見込む。

 なお10月1日にMTFGとUFJホールディングス(HD)との統合に伴い、UFJ住宅販売との統合が予定されているが、統合後の計画については現在のところ未定。


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