東京急行電鉄(株)は、2005年秋より、東急田園都市線「たまプラーザ」駅周辺(横浜市青葉区他)において、商業施設を核とした開発計画に着手する。
同計画は、駅部分を含む社有地および鉄道上部に設置する人口地盤に、低層の商業モールを建設するとともに、駅前広場や駐車場など、駅周辺の都市機能の整備を総合的に実施するもの。商業施設と鉄道施設とを一体的に開発することにより、線路を挟んだまちの南北を一体化させ、まち全体の活性化を図る。
商業施設は「ライフスタイル・コミュニティ・センター ~地域に根ざした生活者のライフスタイル実現の場所~」をコンセプトに、30歳代前半の女性をメインターゲットに設定。ライフスタイル提案型の物販・飲食店舗を中心とした150店舗が出店予定で、スポーツクラブやカルチャースクール、コンサートなどが行なえる広場などのスペースも設けることにより、日常性と時間消費性、高い生活者ロイヤルティが共存した、本格的「ライフスタイルセンター」を実現する。
また建物は、高さを駅改札口から2層または3層までに抑えた、オープンモールとクローズドモールからなるハイブリッド型商業モールとし、低層で開放的なたまプラーザのまち並みとの調和を図っていく。
なお同社では、同計画を、半世紀以上にわたってまちづくりを実施してきた「東急多摩田園都市」の集大成となる事業と位置付けており、2005年度からスタートした中期3ヵ年計画における成長戦略(エリア戦略の深化、沿線拠点開発の展開、リテール関連事業の推進)を具現化するものとしている。
2005年秋に着工、第1期分として商業施設の一部を2007年に先行オープンする計画。