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三菱地所、高木茂社長が辞任

社長交代について会見する福澤武取締役会長

 三菱地所(株)は27日の取締役会で、6月29日付での高木茂取締役社長の辞任(=取締役相談役に就任)と、後任として木村惠司氏(現・取締役兼専務執行役員海外事業部門担当兼ホテル事業部門担当兼(株)ロイヤルパ-クホテルズアンドリゾーツ取締役社長)の社長就任を決議した。OAPレジデンスタワーの土壌汚染問題における責任を取ったもの。ほか6名の役員の引責辞任、同社全取締役の月額報酬10%カット(7月より半年間)といった社内処分も発表した。

 同日発表したステートメントの中で同社は、高木社長の辞任理由について「5月8日にOAPレジデンスタワー管理組合との金銭的解決等に関する確認書を締結し、和解に一定の目処がついたことから、多くの皆様にご迷惑をおかけしたことの責任をとるため」とした。
 また、3月29日に同社関係者が書類送検された際のステートメントで「関係者の行為は宅地建物取引業法違反には当たらないと考えている」としたものを撤回。「客観的に見れば宅地建物取引業法違反に当たる行為だったということを認め、深く反省している」とした。

 同日会見した福澤武取締役会長(高木社長は書類送検された被疑者であり、捜査継続中のため欠席)は「われわれには、お客様の視点が欠けていた。また、社会情勢の変化にも鈍感であった。深く反省している。こうした企業風土を変えるため、今回の問題を総括し、問題点を徹底的に洗い出し、対策を練りそれを実行したい」と語った。

 なお、新社長に就任する木村惠司氏は、1970年入社、96年秘書部長、98年企画部長、2000年取締役企画本部経営企画部長などを経て、04年より現職に就いていた。


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