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東京都、マンション環境性能表示制度を新設

 東京都は30日、環境確保条例を改正し、マンション環境性能表示制度を新設したと発表。大規模新築マンションの販売広告に環境性能に関する情報の表示を義務付けるもので、購入者に対する選択肢の提供を目的とするもの。

 具体的には大規模新増築マンションの建築主が提出する建築物環境計画書における取組評価に基づいて星印で3段階評価を行なう。「断熱性」「設備の省エネ性」「建物の長寿命化」「みどり」の4項目。
 これらの評価について、分譲広告等の視認しやすい場所に1個所以上表示すること、表示色などが定められている。東京都建築物環境計画書制度の対象となる延床面積1万平方メートル超の分譲マンションの新築または増築で、2005年10月1日以降に建築物環境計画書を提出するものが対象となる。

 同制度は、マンション購入者に対して、“環境に配慮したマンション”に関する選択肢の提供、建築主による自主的な環境配慮の促進、環境配慮型マンションの市場評価の確立をめざしている。


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