福岡県特化型の不動産投資信託(JREIT)、「福岡リート投資法人」が21日、東京証券取引所と福岡証券取引所に投資信託証券を上場した。なお、福岡を中心とする九州全体(沖縄を含む)および山口県に立地する賃貸不動産を主に投資を行なう。
同投資法人は、福岡地所(株)(46%)、エフ・ジェイ都市開発(株)(12%)、九州電力(株)(10%)、ロイヤル(株)(7%)、(株)福岡銀行(5%)、(株)西日本シティ銀行(5%)、西日本鉄道(株)(5%)、西部瓦斯(株)(5%)、(株)九電工(5%)の9社が出資する運用会社「(株)福岡リアルティ」(福岡県福岡市、代表取締役社長:松尾正俊氏)により、2003年12月26日に設立された。
発行投資口数は7,000口、公募価格は1口につき88万円。運用資産は「キャナルシティ博多」、「呉服町ビジネスセンター」、「パークプレイス大分」、「キャナルシティ・ビジネスセンタービル」、「サンリブシティ小倉」(7月取得予定)の計5件の信託受益権で、取得価格は、総額約800億円(予定)。
上場初日の初値(始値)は公募価格を上回る90万円、その後最高値が91万円をつけたが、終値は若干下げて89万円となった。