日本リテールファンド投資法人(JRF)は28日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「ジャスコ那覇」(沖縄県那覇市)の信託受益権を取得すると発表した。
同物件は、1993年10月竣工、鉄筋コンクリート造陸屋根地上7階建ての店舗ビル。琉球ジャスコと2015年6月までの普通借家契約によるマスターリース契約を締結しており、核テナントであるジャスコのほか、約80の専門店に転貸されている。
ゆいレール「小禄」駅の駅前に立地、2階の連絡デッキにより直接アクセスができる。また、前面および北側は国道に接しており、交通至便な環境となっている。また、人口ボリュームは2km圏内で約7万人、7km圏内で約43万人で、今後も人口増加が見込まれるエリア。
JRFでは、目標ポートフォリオに従い、その他地域である沖縄の物件の取得に初めて踏み切った。中期方針に沿ったものとして、将来にわたるポートフォリオ全体の収益性および資産価値の向上に資すると判断した。
取得予定価額は、107億円。取得先は、(株)タウンクリエイト(沖縄県那覇市、代表者:杉本 尚氏)。売買契約締結および取得は、いずれも6月29日に行なわれる。