(株)ディックスクロキは30日、エルシーピー・リート・アドバイザーズ(株)(LCP社)の株主企業が組織するSPCに対し、福岡市内の大型賃貸マンション2棟の物件供給が合意に至ったと発表した。
物件供給に至った理由として同社では、2001年3月期以降、内外の私募不動産ファンドに対し企画・開発した新築賃貸マンションを供給してきたが、2005年3月期まででその累計額が200億円以上となったため、賃貸マンションに特化した福岡の地場ディベロッパーであるLCP社の株主企業が組織するSPCに対し、2棟の供給をすることとなった、としている。
今回合意した売買物件は、敷地面積437.08平方メートル、延床面積は1,888.55平方メートルの「白金2丁目マンション(仮称)」(鉄筋コンクリート造 地上15階建て、総戸数52戸)と敷地面積778.26平方メートル、延床面積は2,098.15平方メートルの「古小烏町マンション(仮称)」(鉄筋コンクリート造 地上7階建て、総戸数55戸)。
なお、同社では2005年3月10日付けでLPC社に5%、1,900万円を出資しており、この出資を通じて投資法人に参画することで関連するノウハウを蓄積できると考えているという。
また、ディックスクロキではLCP社が準備中の「エルシーピー投資法人(仮称)」設立後、安定的な利回りでREITに物件を供給し、利益率の改善に寄与することをめざす、としている。