三菱地所(株)は22日、2006年3月期中間期業績予想を修正すると発表した。
当期(2005年4月1日~9月30日)連結業績の経常利益を480億円(前回発表予想460億円)、中間純利益は220億円(同160億円)に修正した。なお、売上高は変更なしの3,480億円となっている。
今回の修正の要因として同社では、経常利益については海外子会社の連結調整勘定の一括償却20億円を、前回発表予想で営業損益に計上していたものを、減損損益として特別損益へ計上区分変更を行なったこと、中間純利益においては、特別損益の変動が影響したこと、としている。
また、前回発表予想において、有価証券・固定資産等の売却益として特別利益200億円、減損会計適用に伴う減損損失として特別損失300億円を想定していたものの、今回の修正では、特別利益として東京三菱銀行本館および別館の売却分である固定資産売却益580億円、特別損失として減損損益320億円、たな卸資産の評価見直しに伴うたな卸資産評価損250億円、固定資産売却損25億円の計595億円を今中間期において見込んでいる。