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三菱地所、「2006年3月期第1四半期決算」発表

 三菱地所(株)は9日、「2006年3月期第1四半期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期(2005年4月1日~6月30日)単体業績の売上高は1,142億7,800万円(前期比44.3%増)、営業利益は291億5,100万円(同76.7%増)、経常利益は265億3,500万円(同125.5%増)、当期純利益は161億5,600万円(同130.9%増)。
 当期連結業績の売上高は1,892億4,600万円(前期比41.6%増)、営業利益は371億3,500万円(同108.9%増)、経常利益は314億3,700万円(同166.7%増)、当期純利益は150億800万円(同324.1%増)となった。

 前年度において8つの事業区分(ビル事業、住宅開発事業、設計監理事業、資産開発事業、海外事業、注文住宅事業、ホテル事業、その他の事業)としていたが、4月1日付けの組織改正により、三菱地所住宅販売(株)が不動産サービス事業部門として独立し、余暇事業部門が住宅事業本部に統合されたことなどに伴い、今年度より「不動産サービス事業」セグメントを新設。9事業区分とし、従来「その他の事業」セグメントに含めていた余暇事業を「住宅事業」セグメントに計上している。

 第1四半期において、ビル事業は、空室率が平成17年3月末の2.77%から2.55%へ改善し、昨年9月にオープンした「丸の内オアゾ」の単独保有ビル「丸の内北口ビル」が収益に寄与したこともあり、建物賃貸収益は前年同期に比べ増収となった。
 なお、丸の内地区では、建設を取り進めていた「東京ビル」が本年10月に竣工する予定。三菱電機(株)本社機能をはじめ、満室稼動で今年度の収益に寄与するものとしている。

 住宅事業では、マンションの売上計上戸数が大幅に増加したことや、藤和コミュニティ(株)の連結に伴い住宅管理業務受託件数が大幅に増加し、増収増益となった。

 通期業績見通しについては、7月21日に公表した数値に変更はなく、単体の売上高4,520億円、経常利益740億円、当期純利益425億円。
 連結の売上高7,760億円、経常利益1,005億円、当期純利益500億円を見込むとしている。


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