日本レジデンシャル投資法人（NRI）は12日、不動産投資信託（JREIT）のための不動産投資物件として、高額賃貸マンション「パシフィックレジデンス代々木公園」（東京都渋谷区）を取得した。
NRIでは、同物件が小田急小田原線｢代々木八幡｣駅、東京メトロ千代田線｢代々木公園｣駅から徒歩8分圏内で交通利便性が高い立地でありながら、近隣に｢代々木公園｣、｢明治神宮｣、｢代々木八幡宮｣などがあるなど良好な住環境であることなどを評価。
都心部にあって、良好な居住環境が形成されている地域に存在する中低層の賃貸住宅は希少なため競争力が高く、住環境および都心部における利便性を重視する世帯の需要が見込めることから取得を決定した。
同物件は鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付4階建て、延床面積は2,155.28平方メートル。総賃貸可能面積は1,545.36平方メートル、取得予定日2005年8月18日。
NRIでは、同物件の取得を港区、渋谷区、新宿区、目黒区、千代田区の都心主要5区における投資比率を高めることにより、ポートフォリオ全体の分散効果の充実を図るものと位置付けている。
なお2005年11月期（05年6月1日～05年11月30日）におけるNRIの運用状況の見通しについては、同物件の取得による修正はないことを明らかにしている。