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リビタ、“一棟丸ごとリノベーション”物件を公開

外観も近代的なイメージに
水回りの位置を変えるリノベーションを実施した部屋も

 リノベーション事業を行なう(株)リビタ(東京都渋谷区、代表取締役:内山博文氏)は、三井鉱山(株)の社宅として使用されていた建物を丸ごとリノベーション・分譲した「桜アパートメント」(借地権付きマンション)をマスコミ向けに公開した。一棟丸ごとリノベーションを施した事例は、同社初の事例。

 東京都三鷹市に所在する「桜アパートメント」は、京王井の頭線「井の頭公園」駅徒歩13分、「吉祥寺」駅徒歩17分に立地。敷地面積1,221.04平方メートル、鉄筋造壁式工法の物件で、3階建て・全12戸からなる。専有面積はすべて75.30平方メートル。
 1986年に建設された同物件は、設備が建設当時のままであったため劣化が激しく、間取りも現在のニーズからはずれているため、魅力に乏しい物件であった。
 そこで同社が一棟丸ごとリノベーションを実施した上で、分譲したというもの。

 建物の劣化補修・屋上防水を実施。さらに共用部分について、全給排水管を交換した上で増圧直結給排水方式を導入、オートロック・グリルシャッター・インターフォンも新規に採用した。

 住戸部分については、湿式浮き床工法を採用することで遮音性能のアップを実現、さらに自動火災報知設備の設置や、玄関ドアの交換、室外機置場の新設などを行なった。

 さらに内装については、完全自由設計からモデルルームそのままの仕様、さらにモデルルームの一部をアレンジする手法まで対応することで、購入者が自由度と手間、コストを総合的に判断できるようにした。

 標準価格3,200~3,300万円(内装工事の内容により価格が異なる)で分譲され、全12戸は即日完売であったという。


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