日本リテールファンド投資法人(JRF)は22日、「ロックシティ大垣」(岐阜県大垣市)の不動産投資信託受益権の取得を決定した。
同物件は2005年7月竣工、鉄骨造2階建ての商業ビル。大手スーパーマーケットを核テナントに約80の専門店舗、アミューズメント施設などで構成されるモール棟と、3つの大型店舗が出店する別棟の2棟で構成されている。
JR「大垣」駅より約1km、国道258号線に接しているほか県内の東西を結ぶ広域幹線道路に結節しており、豊富な交通量に恵まれている。自動車時間商圏は10分商圏で6.0万人、15分商圏で13.9万人。また敷地内にシネコン、アミューズメントなどの複合エンターテインメント施設が出店を予定しており、同物件の集客力に寄与することがみこまれる。同投資法人では、これらの点を評価し、物件取得を決定したもの。
取得先は、センチュリー・リーシング・システム(株)(東京都港区、代表者:福田光昭氏)、同日付で、停止条件付信託受益権売買契約を締結、2006年7月26日に売買実行予定。権利形態は建物所有権および事業用的借地権の信託受益権で、定期借地権を信託する受益権の取得は、J-REITでは初めて。取得価格は49億5,000万円。