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JRE、投資物件に新築ビルを取得/名称「北の丸スクエア」に

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は30日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、2006年1月末竣工予定の新築ビル「(仮称)九段北プロジェクト」(東京都千代田区)の不動産信託受益権取得を決定したと発表した。取得後、同物件の名称を「北の丸スクエア」とする予定。

 同物件は、地下鉄3路線が乗り入れる「九段下」駅前に位置する、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階付26階建ての複合ビル。オフィス、共同住宅、物販店舗、駐車場とで構成され、16~26階の高層階に位置する住宅部分は、1LDK(66平方メートル)~4LDK(235平方メートル)まで、総戸数122戸の高級賃貸マンションとなっている。

 JREでは、同物件の立地優位性のある新築ビルであることや、収益の柱となるオフィス・店舗部分のテナントとの定期建物賃貸借契約の締結による、ポートフォリオの収益の安定性などを評価。売り主の(有)パレスビュー(東京都渋谷区、取締役:川真田啓介氏)から、815億5,550万円で取得することを決定した。

 8月31日に信託受益権売買契約を締結、2006年2月24日に引き渡しを行なう予定。


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