(株)不動産経済研究所は14日、首都圏・近畿圏における2005年8月度の「マンション市場動向」を発表した。
これによると、首都圏における新規発売戸数は5,498戸(前年同月比12.7%増、前月比▲20.5%)となった。1戸当たりの平均価格は4,545万円となり、前年同月比で448万円(10.9%増)のアップ。1平方メートル当たり単価は59.1万円で、同3.0万円(5.3%増)となった。
契約率は89.1%(前年同月比8.8ポイントアップ、前月比5.8ポイントアップ)。8月末現在の翌月繰越販売在庫数は4,669戸(前月比▲461戸)となった。
即日完売物件は、「THE TOKYO TOWERS」1期1・2次(東京都中央区、1,101戸、平均5,381万円、平均1.9倍、最高20倍)をはじめとする22物件、2,472戸。
20階以上の超高層物件は、10物件2,232戸、契約率は98.7%であった。
なお、2005年9月の発売戸数は7,500戸前後となる見通し。
近畿圏における新規発売戸数は1,724戸(前年同月比15.5%増、前月比▲51.7%減)で、契約率は71.7%(同0.4ポイントアップ、同▲7.8ポイント)。
1戸当たり平均価格は3,398万円で前年同月比11.3%のアップ、1平方メートル当たり単価は43.6万円で同6.9%のアップとなった。
7月末現在の継続販売在庫数は3,446戸(前月比▲126戸)。
即日完売物件は、「ウェリス上本町ローレルタワー」1期2次(大阪市、170戸、5,134万円、平均3.5倍、最高23倍)をはじめとする8物件、333戸。
なお、2005年9月の発売戸数は3,700戸程度となる見込み。