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三井不、新百合ヶ丘の土地区画整理地で大規模マンションと建売販売開始

環境共生マンション「ガーデンアリーナ新百合ヶ丘」完成モデル模型
敷地外周部に設けた「ビオトープ」
建売住宅「ファインコート新百合山手」

 三井不動産(株)は、川崎市麻生区の「万福寺土地区画整理事業」区域内で、環境共生型マンション「ガーデンアリーナ新百合ヶ丘」と建売住宅「ファインコート新百合山手」の販売を開始した

 同区画整理事業は、小田急線新百合ヶ丘駅の北東に広がる総面積37ヘクタールに及ぶもの。大規模マンションと建売住宅により、計画人口7,700人のまちづくりをめざしている。

 「ガーデンアリーナ」は、同社と、三菱地所(株)、小田急不動産(株)、小田急電鉄(株)のJV。「新百合ヶ丘」駅から徒歩8分に立地し、敷地面積3万3,000平方メートル、7棟・3街区(ビューコート320戸、ガーデンコート212戸、ヒルトップコート165戸)の総戸数は697戸。
 区域全体の開発コンセプト「自然との共生」に沿い、敷地外周部にはゲンジボタルやホトケドジョウ等の希少生物が生息する、自然生態系を保存した「ビオトープ」や、100年の森をテーマとした雑木林等を配置。付置率100%の駐車場は完全地下化。建物の高層化と合わせ、空地率75%、緑地率50%の緑あふれる住空間を創出する。
 また、敷地内に50台以上の防犯カメラを設置するほか、24時間有人管理、警備員による夜間巡回パトロール、全住戸における窓・玄関扉への防犯センサー・住戸玄関カメラの設置など高度なセキュリティ導入を図る。

 1期登録は10月8日から。最終的な販売戸数は未定だが、プランは3LDK75平方メートルから4LDK99平方メートルまで。価格は3800万円から6700万円台、最多価格帯は4600万円台を予定。すでに、2000組の反響を得ている。

 一方の「新百合山手」は、駅徒歩6分に位置する区画整理組合の保留地に同社が建物を建築し販売するもので、総区画数は24戸。うち11戸を販売する。敷地面積125~209平方メートル、延床面積104~157平方メートル。最多価格帯は8,000万円台。

 周囲の緑に合わせ、外構にふんだんに植栽を施し、外観は「和」の趣を取り込みながら、地域に古くから馴染みのある石や炭をデザインに取り入れている。


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