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根強い「長期・固定」ニーズ/公庫・住宅ローンアンケート調査

 住宅金融公庫はこのほど、「17年度住宅ローンに関する顧客アンケート調査」を発表した。住宅取得予定者4,044名(うち住宅ローン利用予定者3,587名)、住宅取得者4,600名(うち住宅ローン利用者4,005名)をインターネットで調査したもの。
 住宅ローン利用予定者にどういった住宅ローンを選ぶかを聞いたところ、54.1%が「全期間固定」を選んだ。このうち、30%が「フラット35」を利用予定と答えている。返済期間についても、約65%のユーザーが「25年以上」と答えているほか、すでに利用しているユーザーでは80%以上が「20年以上」の返済期間を設定している。また、住宅ローン利用者に返済について気になる点を聞いたところ、「返済中の金利変動に伴う返済額の増減」が約44%にのぼることからも、ユーザーの住宅ローンに対する「固定金利」「長期」ニーズの高さが浮かび上がってくる。
 一方、住宅ローン利用者の「情報の主な入手先」では、「住宅販売事業者」が50.8%でトップ。次いで「インターネット」(36.6%)、「民間金融機関」(30.4%)と、ローン利用に際して販売業者からの情報提供やアドバイスが重要視されていることが分かった。


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