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NBF、「札幌エルプラザ」「中目黒GTタワー」区分所有部分等を追加取得

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は27日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、複合ビル「札幌エルプラザ」(札幌市北区)およびオフィスビル「中目黒GTタワー」(東京都目黒区)の区分所有部分等を追加取得することを決定した。

 今回取得を決定したのは、「札幌エルプラザ」の、9階および10階(建物全体の専有面積割合9.46%)と、それぞれに付随する共用部分の共有持分、敷地共有持分。
 NBFはすでに、同物件の36.66%(建物全体の専有面積割合)を保有しており、今回の追加取得により資産価値の向上を図れるものと判断し、取得を決定した。
 取得先は、(株)エスケイクリエート(東京都中野区、代表取締役社長:湯浅哲之氏)。取得価額は9億7,000万円。
 9月28日に不動産売買契約を締結し、10月5日に引き渡しを行なう予定。

 「中目黒GTタワー」については、土地所有権(敷地権割合100万分の138,415)およびオフィス棟の4・11・12・13階の持分100%と5階の共有持分100万分の680,181、6・7階の共有持分100万分の16,241の所有権を商店街再開発(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:橋本卓三氏)より56億円で取得。また、土地所有権(敷地権割合100万分の103,955)およびオフィス棟の8・9・10階の持分100%と5階の共有持分100万分の319,819、6・7階の共有持分100万分の7,638の所有権を城東土地(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:橋本卓三氏)より42億円で取得。
 NBFは今回の取得により、同物件の93.12%(建物全体の専有面積割合)を保有することとなり、資産価値・流動性のの向上を図れるものと判断し、取得を決定したもの。

 なお同日、22日開催の投資法人役員会において、日本政策投資銀行より100億円を借入することについて議決したと明らかにした。借入金の用途は「中目黒GTタワー」の取得資金等としている。


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