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ミラクルスリー、公共施設への採用で全国展開を加速

大分県日田市立三隈中学校の新増改築計画案

 居住しながら既存建物の増改築が行なえる「ミラクル構法」の普及を進めている(株)ミラクルスリーコーポレーション(本社:大阪府吹田市、代表取締役:岸本逸男氏)は、株式上場を目標とした全国展開を図っていく。このほど、大分県日田市の中学校の建て替えに公共施設として初採用されたのを機に、全国の公共施設への採用を積極的に働きかけていく。

 同構法は、既存建物の周囲を重量鉄骨で覆い結節。建物の上部に増築し、既存建物に居住しながら増改築を進めていくという仕組み。既存建物を活用するため解体費用、引越し費用がかからず、工期も短縮でき、耐震性が上がる。また、既存建物と増築部分の二重壁が外断熱効果を生み出すなど、数々のメリットがある。同社は基本的に設計だけを行い、施工は業務提携の工務店が行なう。これまでに、一戸建て19棟、ビル・マンション2棟、工場1棟の施工実績がある。
 同構法は、同社の支社と全国の業務提携店により提供されているが、「まだまだ一般ユーザーへの認知度も低く、営業体制も少人数なので普及に時間がかかっている」(岸本社長)ため、全国展開に向けた体制整備を急ぐ。

 現在同社は、東京・大阪の本社と、奈良・福岡・仙台・鹿児島・横浜に拠点を持つが、さらに主だった大都市圏への支店展開を行なう。そのうえ、現在82社の業務代理店を大幅に増強するべく、すでに550社にアプローチをかけている。

 また、一般住宅へのアプローチのほか、公共施設建物への採用を自治体等に積極的に働きかけていく。「たとえば、都市再生機構の住宅は建設から30年近く経っているものが多く、エレベータもない住宅もある。こうした物件の再生が、住んだままできる」(岸本氏)。
 全国展開による設計受注増や代理店からのライセンスフィー増などで、今期(6月期)売上高を前年度比倍増の9億5000万円にする予定。


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