不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

三菱地所、「東京ビル」プレス内覧会を開催

26階に設けられた2層吹抜空間の「スカイホール」(レセプションルーム)は、バンク貸しにしたことで実現したもの
同ビルには、火災防災システムとして、水粒子を噴出することでシャッター代わりの役割を果たす「ウォータースクリーン」を採用している

 三菱地所(株)は6日、東京駅丸の内南口前で開発を進めている複合ビル「東京ビル」(東京都千代田区、地上33階建て)の報道関係者向け内覧会を開催した。内覧会はツアー形式で、28階・26階のオフィスゾーン、3階・2階地下1階の商業ゾーンの見学が行なわれた。

 同ビルは三菱地所(株)、東日本旅客鉄道(株)、(株)東京三菱銀行の3社共有。
 延床面積は約14万9,340平方メートルで、日本で初めて「特定容積率適用区域制度」を活用し、東京駅丸の内駅舎(赤レンガ駅舎)未利用容積の一部を同ビルへ移転。相当する事業持分を東日本旅客鉄道が取得していること、東京都の「育成用途集約化を可能とする特例」を初めて活用していることなどが特徴となっている。

 28階・26階のオフィスゾーンは、バンク貸し(26~32階)に対応し、各階をつなぐ屋内階段の設置スペースを設けている。また、26階には2層吹抜空間の「スカイホール」(レセプションルーム)が設けられている。

 オフィス用途を中心としながらも、地下1~3階までの商業ゾーン「東京ビルTOKIA(トキア)」も充実。統一感のあるデザインで内装が行なわれており、2階には、ニューヨークの「コットンクラブ」とライセンス契約を行なったライブハウスが入居。また、JR京葉線東京駅コンコース直結している地下1階には、主に関西系の29店の店舗入居が決定している。
 なお、「TOKIA」は11月11日にグランドオープンを迎える予定。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら