三井ホーム(株)は、2004年度の環境に関する活動状況をまとめた「環境報告書 2005」を発行した。
報告書によると、2003年10月より標準仕様とした「次世代省エネルギー基準」や、断熱性能に優れた屋根構造断熱パネル「ダブルシードパネル」の採用が拡大したことなどにより、1棟当たりの省エネルギー効率がアップ。また、新築工事にともなう産業廃棄物処理処分量についても、石膏ボードの端材リサイクルや段ボールのリサイクル推進などにより1995年度比26%削減を実現するなどした。
このほか、2003年度から実施している協力業者など関係者へのVOCに関する知識習得・測定スキルアップ研修を累計292名が受講したこと、三井ホームコンポーネント埼玉工場における電気使用量について前年度比15.2%削減を達成したことなどが盛り込まれている。
なお、2005年度の主な目標として、新築系廃棄物処理分量の削減、LCCO2の削減、環境配慮型メンテナンスコストの軽減などに取り組んでいくとしている。