FCレジデンシャル投資法人(東京都港区、執行役員:金子幸司氏)は12日、24番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託証券市場に上場した。
同投資法人は、(株)ファンドクリエーションが100%出資している資産運用会社「FCリート・アドバイザーズ(株)」(東京都港区、代表取締役社長:金子幸司氏)により、2005年6月23日に設立された。
発行投資口数は32,300口、公募価格は1口当たり47万5,000円。同投資法人は、一等地に所在する築浅または適切に維持管理された住居系不動産を投資対象とすることを特徴とする。
上場当日、目論見書に記載した取得予定資産17物件のうち、「フォレシティ六本木」(東京都港区、取得価格17億3,000万円)、「ビュロー高輪台」(東京都港区、同13億6,000万円)、「フォレシティ白金台」(東京都港区、同8億2,400万円)をはじめとする賃貸住宅ビル8件、およびホテル施設「ファルコン心斎橋」(大阪市中央区、同3億4,100万円)、合計9物件の不動産信託受益権を取得した。取得価格の合計は144億100万円。残る8物件は10月14日に取得を予定している。
なお、2006年4月期(2005年6月23日~2006年4月30日)業績は、営業収益7億9,300万円、経常収益3億2,400万円、純利益3億2,400万円、1口当たり分配金9,808円を予想。また、2006年10月期(2006年5月1日~10月31日)業績は、営業収益7億3,000万円、経常利益3億2,700万円、純利益3億2,700万円、1口当たり分配金9,881円を予想している。
上場初日の初値(始値)は45万5,000円(同高値)で、終値は42万6,000円となり、公募価格を下回るスタートとなった。