豊田通商(株)(名古屋市中村区、取締役社長:清水順三氏)は13日、賃貸住宅特化型の私募不動産投資ファンド「GAファンド」を立ち上げたと発表した。
同社では、営業用固定資産のオフバランス化によるキャッシュフローの向上、特別目的会社(SPC)の活用による不動産開発のスピード向上、およびファンド運用受託手数料、不動産管理手数料等の手数料収入や匿名組合出資配当金を獲得することを目的に、同ファンドを組成。同社保有の「グラン・アベニュー名駅」「グラン・アベニュー富船」「グラン・アベニュー名駅南」等、名古屋駅周辺の賃貸マンション5棟・総戸数710戸を同ファンドに売却した。
なお同社が同ファンドより運営を受託、賃貸マンションン経営および建物管理は同社子会社の豊通リビング(株)(東京都新宿区、代表取締役:大木 哲氏)が担当する。
資産規模は当初約100億円。名古屋駅周辺物件を中心とした賃貸マンション開発・取得を強化し、今後3年で300億円規模に拡大していく方針。