(財)日本賃貸住宅管理協会で、かねてより計画されていた「PM研究会」が発足。 20日、記念セミナーが開催された。会長には、本庄 誠氏(三井不動産住宅リース(株)代表取締役社長)が就任した。
約140名の出席者を前に、本庄会長から「すでに賃貸管理業務の中では、PMが重要な要素となっている。オーナーの資産である不動産をまかされる者として、確かな知識の構築とビジネスモデルの確立が必要である」との挨拶があった。
セミナーは、第1部が『月刊プロパティマネジメント』の編集長・成田則章氏による「PMをめぐる、賃貸管理業界の最新動向」。第2部は東亜建設工業(株)PM事業室室長・遠藤雅志氏による「不動産証券化とPMの必要性」。
第2部では同氏が実際に作成した提案資料などをもとに具体的事例をあげて解説するなど、実務面をクローズアップした講議内容であった。
同研究会では、第2回セミナーとして11月11日、AM(アセットマネジメント)についての講議を予定している。この2回のセミナーをたたき台として今後の活動形態や具体的内容を固めていく方針。「“知識”で終わるのではなく、各々の実務に直結するような形までを、追求していきたい」(本庄会長)。