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JREITの阪急リート投資法人、東証に上場

 阪急リート投資法人(大阪市北区、執行役員:山川峯夫氏)は26日、26番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託証券市場に上場した。

 同投資法人は、阪急電鉄(株)が100%出資する資産運用会社「阪急リート投信(株)」(大阪市北区、代表取締役社長:山川峯夫氏)により、2004年12月3日に設立された。

 発行投資口数は69,400口、公募価格は1口当たり62万円。商業施設を主な投資対象とし、阪急電鉄グループの不動産業における企画能力および運営能力を活用することで、地価動向や経済変動に左右されず収益の維持・向上が期待できる、立地条件等の要件が優れた物件を取得していく方針。また、投資エリアに関しても、全国を対象としながら、阪急電鉄グループの情報力、ネットワークなどが活用できる「関西圏」に重点的に投資していくとしている。

 なお、2005年11月期(2004年12月3日~2005年11月30日)業績は、営業収益36億4,700万円、経常利益12億7,600万円、純利益12億7,600万円、1口当たり分配金18,387円を予想。また、2006年5月期(2005年12月1日~2006年5月31日)業績は、営業収益26億8,700万円、経常利益8億8,100万円、純利益8億8,100万円、1口当たり分配金12,701円を予想している。

 上場初日の初値(始値)は公募価格を上回る63万円となり、その後64万3,000円の高値を記録。終値は若干下げて64万2,000円となったが、公募価格を上回る好調なスタートとなった。


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