(株)ユニバーサルホームは10日、9日に発表された「2006年3月期中間決算短信(非連結)」について説明会を行なった。
当期単体業績の売上高は14億3,300万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は800万円(同▲88.0%)、経常利益は4,000万円(同▲54.7%)、当期純利益は1,300万円(同▲73.4%)であった。
当中間期は、前事業年度にリリースした戸建て商品「ドリーム・コート」や「ビー・スタイル」などのデザイナーズシリーズが若年層を中心にシェアを伸ばしており、完成工事高等の増加もあって増収となった。 しかし、直営店出店準備に伴う人件費や人材育成費、テレビCFなど広告宣伝費の増加が影響し、減益。
加盟店数は152店舗(前年同期比▲5.6%)、オープン店舗数133店(同▲7.6%)、契約棟数1,435棟(同▲6.1%)、上棟棟数1,044棟(同▲11.5%)であった。
代表取締役社長の加藤充氏によれば、広告宣伝費の増加については「時代の変化に対応したプロモーション活動は不可欠であり、モデルハウス来場者数の増加や知名度およびブランドイメージの向上に確かな効果が表れている」としている。また、直営店関連の経費増については「当期、直営店の受注状況は好調に推移しており、業績アップというだけでなく、加盟店のモチベーションアップなどFC事業とのシナジー効果も果たしている。営業・管理・工務ともに人材の育成も順調に進捗しているが、今後のオープン店舗への先行投資でもあり、経費増については必要不可欠なもの」(同氏)と語った。
下期の戦略としては、2商品をリリースするほか、既存顧客に対するリフォームのパッケージ提案「10年目メンテナンス」をスタート。直営店に関しては3店舗の営業開始を予定している。
なお通期は、連結売上高37億5,000万円(前期比32.6%増)、経常利益2億円(同▲20.7%)、純利益1億600万円(同▲25.4%)を見込むとしている。