NPO法人・日本資産証券化センター(理事長・井村進哉中央大学教授)は16日、「上級モーゲージプランナー養成研修会」の第1回講習を開催した。
同センターは、日本版モーゲージブローカーの育成・業務支援を行なうべく、「日本モーゲージプランナー協会設立準備室」を設置。住宅ローンのコンサルティング、斡旋業務を主業とする「モーゲージプランナー」のビジネスモデル作り、人材育成に着手している。
「上級モーゲージプランナー養成研修会」は、モーゲージプランナー養成事業の核となる人材を養成するためのもので、住宅ローンコンサルティング・斡旋業務全領域にわたる専門的知識を習得してもらうため行なうもの。住宅ローンコンサルタントとして活躍するファイナンシャルプランナー等を対象にしており、講習を修了した人には設立される日本モーゲージプランナー協会の認定講習の講師、関連テキストの執筆者、また協会の幹事などで活躍してもらうもの。16日の講習には、10名あまりが参加した。
講習会で挨拶した井村理事長は「モーゲージバンカーを通じて供給される住宅ローンが増えつつあるなか、住宅ローンアドバイザーで求められる能力に加え、より消費者の立場に立った斡旋実務能力を持った人材が求められるようになる。そうしたモーゲージプランナーのビジネスモデルを民間主導で確立していく必要がある」と、意欲を語った。
講習会は、今後3ヵ月間にわたり11回開催され、最終的に30名ほどの上級モーゲージプランナーを養成。その後の講習体制を確立する。