有限責任中間法人日本増改築産業協会(会長:山口慶之助氏、通称ジェルコ)は16日、第五期定時総会に先立ち記者会見を開き、活動報告、新年度の基本方針の発表などを行なった。
記者会見の席で山口会長は、「ジェルコの役割というのは、まさしく現在のように悪質リフォームの多発する中で、不安を抱える生活者に対して、業界として手を携えて正確な情報を開示するということ」と述べ、当期の基本方針として、生活者向けの啓蒙セミナーや会員増強の徹底などを実施していくことを明らかにした。
また、次世代を担う「維新塾」を形成。リフォーム産業への成長をめざし、45歳以下の経営者または次期経営者と目される各地域の若手指導者による塾運営を図っていくとしている。
なおジェルコは、2005年7月13日に「悪徳リフォーム対策本部」(本部長=山口慶之助氏)を設置しており、多くの問い合わせが寄せられているという。
同本部では、マスコミ取材に積極的に対応し、リフォームに関する正しい情報発信に努める一方で、独居老人などの被害拡大を防ぐため「番犬シール」を急遽発行、会員企業を通じて、エンドユーザーを悪徳リフォームから守るための取組みを行なっている。
記者会見、第五期定期総会の後は、千葉工業大学常任理事の小原二郎先生による記念講演に続き、リフォームデザインコンテスト第13回全国大会表彰式が行なわれ、懇親パーティーへと続いた。